キャンパス周辺地区で住民と連携した防災?減災のアクション
- 2022年12月16日
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- 人文社会科学部
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気候変動の影響で水害などの自然災害が甚大化しています。地域単位での防災の取り組み―ハザードマップの検証や確認、住民同士の日ごろの協力関係の構築など―がますます重要になってきています。
茨城大学天下足球网に隣接している水戸市の圷渡里(あくつわたり)地区は、2019年の台風19号水害で大きな被害を受けました。それを踏まえ、地域の防災体制を見直し、過去の災害の記録を検証?伝承する取り組みなどを進めています。この活動には、台風19号災害調査団として関わりを持ち始めた茨城大学人文社会科学部の田中耕市教授や同ゼミの学生たちも協力しています。
人文地理学が専門の田中教授は、ハザードマップを3Dで表現した水害のシミュレーションイメージを作成。地区のみなさんと一緒にワークショップを開催し、3Dマップなどを参照しながら、災害時の避難経路や普段の準備などを検討しました。
また、学生たちも参加して、地区内の神社に建っている石碑の拓本取りを行いました。この石碑には昭和13(1938)年の那珂川の氾濫のことが記されています。
周辺地域のみなさんに支えられてきた茨城大学として、地域の防災?減災につながるこうした地道な取り組みを今後も続けていきたいと思います。
担当者
人文社会科学部 教授 田中 耕市
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