小学生が挑戦!科学とアートが融合した不思議な体験
―ミラクルタイルアートワークショップを開催―
茨城大学工学部の矢内浩文准教授が担当する「ミラクルタイルアートを作ろう!-ワークショップで脳の不思議体験-」が、2024年11月9日(土)、日立キャンパスにて開催されました。このワークショップは「2024年 いばらき子ども大学 県北キャンパス」の授業の一環として実施され、小学4年生から6年生を対象に、視覚認知の不思議さとアートの楽しさを体験する機会を提供しました。
ワークショップの様子
ワークショップでは、一枚の絵が400枚のピースに分割された特殊なタイルアートに挑戦。参加した子どもたちは、指定された手順に従ってピースを並び替え、ボードに貼り付けていきました。完成すると、元の絵とは全く異なる人物や動物の顔が現れるという展開に、参加者からは驚きの声が上がりました。
この錯覚アートの制作過程を通じて、参加者たちは人間の脳がどのように視覚情報を処理し、認識するのかについて、実践的に学ぶことができました。矢内准教授は、「見る」という日常的な行為に潜む錯覚の数々について、子どもたちにも分かりやすく解説。科学的な観察眼を養いながら、アート制作の楽しさも味わえる内容となりました。
参加者の声
参加者からは、「並べると違う絵になって、大変だったけれど楽しかったです」「錯覚の種類はたくさんあることがわかりました」「目の錯覚を使うアートがあることに気づきました」といった学びの声が寄せられました。また、「離れて見たら違うものになっていてすごかった」「不思議だと思った」という素直な驚きの感想や、「みんなで協力してできた」という感想も聞かれ、科学的な気づきとともに、協働作業の楽しさも体験できた様子が伺えました。
今回のワークショップでは、地域の高校生もボランティアとして参加し、青いジャンパー姿で小学生たちの活動を丁寧にサポート。高校生たちも自ら視覚認知の不思議さを体験しながら、学びを深めました。
開催概要
- 日時:2024年11月9日(土)13:30~15:30
- 場所:茨城大学日立キャンパス
- 対象:小学4年生~6年生
- 主催:いばらき子ども大学実行委員会、茨城県教育委員会
- 共催:茨城大学
- 運営:NPO法人インパクト(茨城県県北生涯学習センター)
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