野口不二子氏らが来学
―野口雨情の精神を次の世代へ
5月15日、童謡「しゃぼん玉」「赤いくつ」や「七つの子」などで知られる日本を代表する詩人?野口雨情の孫で、北茨城市の「野口雨情生家?資料館」館長の野口不二子氏が茨城大学天下足球网を訪れました。
野口氏は「いばらき子ども大学」の学長を務めており、今年度の「いばらき子ども大学」の事業における協力などについて、太田寛行学長と懇談をしました。
「いばらき子ども大学」では、小学生など子どもたちを対象に、大学の研究者やさまざまな分野の研究者が自身の知見を活かした講義の機会などを提供しています。茨城大学は2014年度の開講当初から共催を務め、講師派遣や会場の貸出などにおいて協力してきました。
太田学長は、「子どもたちの知的好奇心を満たせれば」と語り、今年度も大学教員の派遣等について協力することを約束しました。
また、野口氏からは、祖父である野口雨情の足跡と作品を振り返った著書である『郷愁と童心の詩人 野口雨情伝』が手渡されました。野口氏は、「茨城大学の学生たちにも詩人?野口雨情の世界に触れ、命や平和について考える機会をつくることで、雨情の精神を繋いでもらいたい」と思いを語りました。
太田学長も、「本学の学生たちには、北茨城市にある五浦美術文化研究所ともに、野口雨情記念館や生家もぜひ訪れてもらいたい」と述べていました。